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第二回研究会は、日本の国際平和協力の一つの重要な取り組みが現在進行中の南スーダンについて、上智大学の東大作先生より講演いただいた。

 

南スーダンの平和の礎となる政治的枠組みについて、エチオピアやケニアにおける関係者への聞き取り調査を受けて浮き彫りとなった課題を提示していただいた。キールとマシャールの和解の可能性、周辺国など第三者による和平斡旋の試みの行方、そのような現地情勢を受けた日本の対応について議論した。

 

本研究会には宮島昭夫・国際平和協力本部事務局長にも参加いただき、南スーダンへの国連PKO派遣を巡り日本政府が直面する問題についても研究会のメンバーで議論した。さらに、米国の圧力により受け入れ同意が発せられた「地域保護軍」が今後展開するような状況において南スーダンに展開中の自衛隊に「駆け付け警護」任務を付与すべきか否かについても、率直な意見の交換がなされた。

第2回研究会

日程:10月21日(金)18:30-20:30

場所:JICA研究所202AB

 

東大作氏(上智大学准教授)

「国際社会による南スーダン支援と今後の日本の対応:和平調停と地域保護軍の展開を中心に」

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